こんにちは!専門学校卒の3姉妹です。
私達は、実際に自分達が専門学校を複数検討して通って卒業した体験をもとに、これから専門学校に通うことを考えている方に専門学校の選び方・通い方の注意点などを御紹介しています。
今回は世界トップクラスの施設・設備を誇り、航空業界への強力なネットワークを活かし、毎年多くの学生が航空業界を代表する企業へと就職している、日本航空大学校 石川の偏差値や学費をご紹介します。
航空業界へ送り出した卒業生は、これまでに約30,000人。
なぜ、これほど多くの学生が航空業界の最前線で活躍しているのか?
就職に直結する5つの学科内容についてもご紹介します。
航空業界で働きたいと決めている方、目標の職種がはっきりしている方は必見です!
どんな学校? 日本航空大学校 石川の特長
まずは日本航空学校 石川がどんな学校なのか?基礎的な紹介から卒業後の進路について詳しくご紹介しますね!
日本航空大学校 石川ってどんな学校? 沿革と基礎知識について
日本航空大学校 石川は石川県輪島市にある、学校法人日本航空学園が運営する航空系の専門学校です。校地は能登空港に隣接しています。
名称 | 日本航空大学校 石川 能登空港キャンパス |
学校コード | H117320400010 |
所在地 | 〒929-2372 石川県輪島市三井町洲衛9部27番地7 |
特徴 | ・抜群の就職実績! 開校以来20年連続就職率100% ・航空業界でのスタンダードとなる三次元CADシステム「CATIA」も数多くあり、施設や設備が充実 ・全国で唯一、学内で大型機の実習ができる! ・ネイティブ教員による英語の授業や、TOEIC対策、海外留学制度(航空ビジネス科)など語学に強い! ・学生サービス充実!学生寮は敷地内にあり、教室まで徒歩5分 |
沿革 | 1970年 山梨県北巨摩郡双葉町(現・山梨県甲斐市)に日本航空専門学校(各種学校)設置認可が下りる 1974年 校名を日本航空大学校と改称 1976年 専修学校専門課程の認可を受ける 1992年 航空整備科、航空電子科、メカトロニクス科の3学科を日本航空学園千歳校(現・日本航空専門学校千歳キャンパス)と統合 2000年 米国日本航空大学(JAUA)がカリフォルニア州より法人として認可される 2003年 日本航空学園輪島校(現・能登空港キャンパス)開設にともない、石川県輪島市に全面移転する 2005年 国土交通大臣指定航空整備訓練課程の認可を受ける 2006年 操縦科を新設する。航空工学科が高度専門士課程に認定される 2010年 日本航空専門学校に名称統合、日本航空専門学校能登空港キャンパスとなる(日本航空専門学校石川) 2011年 航空ビジネス科を新設する 2014年 本航空専門学校から独立し、再び旧称の日本航空大学校となる 2016年 航空工学科が文部科学省より職業実践専門課程に認定される 2018年 航空整備技術科に「ドローンコース」及び「海洋コース」を新設する |
また、学校法人日本航空学園が運営する私立専門学校として、北海道にもキャンパスがあります。
夢をカタチにする日本航空大学校 石川の就職実績
質の高い就職を実現
日本航空大学校 石川は、抜群の就職実績を残しており、開校以来18年連続で就職内定率は100%を記録し、約7割が第一志望の企業に就職を果たしています。
日本航空学園全体では91年の歴史があり、航空業界へ就職した卒業生は3万人以上です。
高い就職実績には、日本航空大学校独自の就職サポート体制があり、クラス担任制による学生マンツーマン指導や専任の就職担当サポートなど、学生の就職支援体制をしっかりと整えていることが大きいです。
また、学内では大手航空会社・大手重工企業が学内で企業説明会を実施しています。
企業によっては、学内で就職試験を実施しており、いつもの校舎で面接試験・筆記試験を受けることができるのでリラックスして望めます。
業界から高い評価を受けているからこそ、実現できることですね。
過去5ヵ年の就職先企業一覧
日本航空大学校 石川の卒業生は、エアライン・重工業だけではなく、メーカーや公務員と様々な業界へ輩出しています。
中でも、キャビンアテンダント(客室乗務員)の合格率は日本一を誇り、希望合格率は89%を記録。
倍率は会社によって異なりますが、10倍を超えることが多いので、これだけの実績はとても高いです。
就職先もANAやJALだけではなく、バニラ・エアやジェットスターなどの外資系エアラインにも多く輩出しています。
航空業界へ就職に直結する日本航空大学校 石川|5つの学科
日本航空大学校 石川は5つの学科があり、学科別に目指す職種に合わせた授業を行います。
各学科どんなことが学べるか、卒業後の進路についても紹介します!
日本航空大学校 石川|航空工学科 【4年制】
実践現場で培った高度な知識・経験を持つ教員を有し、豊富な実機機材を使い、座学と実習のコンビネーションにより即戦力となるエンジニアを育てます。
航空工学科のポイント
- 「高度専門士」称号取得
卒業時に四大卒と同等の「高度専門士」の称号が与えられるので、就職に有利です。また、卒業後に大学院に進学することも出来ます。 - 職業実践専門課程に認定
文部科学省認定の「職業実践専門課程」の認定校になりました。企業や業界団体と連携し、職業に必要な知識・技術・技能をより実践的に学べます。 - 恵まれた実習設備環境
3次元CADソフト「CATIA」や「KMAP」などのコンピュータ設計ツールが充実し、高い専門技術が身に付きます。「3Dプリンター」があるだけでなく、ヘリコプタなど日本一豊富な実機・実習機材が揃っており、設計詳細の確認が出来ます。 - ドローンを学べる
“空飛ぶクルマ”とも呼ばれるeVTOLの開発技術者として必要となる自律制御や機体開発を、オープンソースArduPilotを用いたドローン開発を通して学ぶことができ、3Dプリンタですぐに試作品を造形し、ドローン専用フィールドで飛行試験を行うことができます。
航空学科で目指す仕事
航空機・宇宙関連機器の設計・製造
世界最先端の「ものづくり」に携わる最新鋭の航空機「ボーイング787」の製造で世界の注目を集める日本の航空機製造業界。
日本航空大学校のOBは航空機の設計・製造のみならず人工衛星やロケットなど、宇宙関連機器製造分野でも大手重工業などで活躍しています。
日本は、この分野の技術力において世界でもトップクラスの実力を誇ります。自分が造った航空機が世界の空を飛び、ロケットが宇宙へと飛ぶ、夢とやりがいのある仕事です。
航空学科の授業カリキュラム
- 航空工学・製図の基礎
- 2次元CAD演習や実機による飛行機実習
- CATIA、飛行機設計
- 創造力を身に付けたエンジニア
航空整備科【3年制】
国産大型旅客機YS-11やベル式206型ヘリコプタなどの実機を教材に、航空機を基礎から勉強し、一等航空運航整備士、二等航空運航整備士の資格取得を目指します。
航空整備科のポイント
- 日本で唯一、在学中に大型機の整備士資格が取れる
大型ヘリコプター『シコルスキーS76』を保有しているため技能審査(実機)を学内で受けることができます。
大型機の航空整備士資格(学科・実機)を在学中に取得できるのは、全国で日本航空大学校 石川だけです。 - 「基本技術II」を取得
「一等航空運航整備士」、「二等航空運航整備士」取得時に、ワンランク上の「基本技術Ⅱ」を取得します。
取得することにより、将来上位資格を取得する際に科目免除の対象となります。 - 少人数制教育
指導教官が学生ひとり一人の実力を把握することで、きめ細やかな教育を実現しています。
航空整備科で目指す仕事
航空整備士
航空機が安全に運航できるように整備・点検を行い、コンディションを整えるのが航空整備士です。
複雑な航空機メカニズムの専門家として豊富な知識を備え、空港の最前線で活躍しています。
整備業務の範囲はとても広く、エンジンや機体周り、コックピットの電子部品など、航空機に備わっているもの全てが対象です。
航空整備科の授業カリキュラム
- 機体の点検や修理に必要な、航空機に関する法律や航空力学、航空機の構造の基礎知識
- 発動機実習や装備品実習
- 技能習得・資格取得
また航空整備科には3つのコースがあり、専門的なカリキュラムで学ぶことができます。
・一等航空運航整備士コース
・二等航空整備士コース
・航空機整備訓練コース
航空整備技術科【2年制】
2年間のカリキュラムで製造技術を習得し、関連企業から信頼される人材を育成します。
航空整備技術科のポイント
- 2年間のカリキュラムで企業のカラーにふさわしい人間性や製造技術を修得し、関連企業から信頼されるものづくりのプロを目指します
航空整備技術科で目指す仕事
航空機・宇宙関連機器の設計・製造
世界最先端の「ものづくり」に携わる最新鋭の航空機「ボーイング787」の製造では日本の航空機製造業界が世界の注目を集めています。
日本航空大学校のOBは航空機の設計・製造のみならず人工衛星やロケットなど、宇宙関連機器製造分野でも大手重工業などで活躍しています。
日本は、この分野の技術力において世界でもトップクラスの実力を誇ります。
自分が造った航空機が世界の空を飛び、ロケットが宇宙へと飛ぶ、夢とやりがいのある仕事です。
航空整備技術科の授業カリキュラム
- ものづくりの原点である、材質や航空機の基礎
- 機械製図、2次元CADで設計の図面を読み取るスキル
- 金属加工・検査技術
- ジェット・エンジン実習
操縦科【2・4年制】
操縦科では2年制と4年制の2コースを設け、資格の有無や個々のレベルに合わせた、操縦訓練を行い、操縦士として必要な知識・技術を身に付けます。
操縦科のポイント
- 奨学金「未来のパイロット」
パイロットを志す学生が、経済的負担によりその夢を諦めることのないよう、操縦士育英会を設立し、新たな奨学金制度を創設しました。 - 実機を使用しての専門教育
のと里山空港から徒歩3分の位置に日本航空大学校に隣接し、2,000mの滑走路を共有しています。大型機YS-11 や小型機、モーターグライダーなど多数の機体を所有し、座学で学んだことをすぐに実践できます。 - 資格取得で就職に有利
有資格者採用制度に必要な資格が在学中に取得可能なので、就職に有利です。また、4年制のコースでは、卒業時に四大卒と同等の「高度専門士」の称号が与えられるので、就職の幅が広がります。
操縦科で目指す仕事
エアラインパイロット
エアラインを始め物資輸送や報道用飛行機などで活躍し、安全に「人」や「物」を運ぶのがこのパイロットの主な役割です。
学歴や年令、また身体条件などの制限も緩和され、さまざまな立場の方に、エアラインパイロットになるというチャンスが生まれてきました。
「パイロット不足の時代」を迎えるこれから、エアラインと呼ばれる航空各社は即戦力となる「有資格者」からの採用を順調に増やしています。
航空機使用事業パイロット
エアライン以外の操縦教育や遊覧飛行、チャーター飛行、物資輸送、測量飛行、報道取材飛行などのパイロットです。
それぞれの分野において公益的な事業に参加し、社会的、経済的にもその位置付けが重要視されつつある分野です。
操縦課の授業カリキュラム
- 航空従業者学科試験(自家用・事業用操縦士)の対策
- JCAB訓練課程
また、操縦科には2年制と4年制の2コースを設けられ、資格の有無や個々のレベルに合わせたスキルを学ぶことができます。
・4年制
エアラインパイロットに必要な資格(事業用操縦士、計器飛行証明、英語能力証明、航空無線通信士)取得はもとより、国際人として通用する語学力、一般教養、人間性を磨き4年間でプロパイロットを育成するコースです。
・2年制
エアライングループ会社及び独立系エアラインをはじめ、遊覧飛行・測量・空撮等を行っている航空機使用事業や海上保安庁等の官公庁等のパイロットを目指すため、短期間でプロライセンスを取得することを目標とするコースです。
航空ビジネス科【2・3年制】
キャビンアテンダントやグランドスタッフを目指す航空ビジネス科は2年制と3年制の2コースがあり、3年制「語学研修専攻コース」では英語圏へ約8ヶ月間留学します。
航空ビジネス科のポイント
- 日本一のキャビンアテンダント合格率!
学科開設以来8年連続ANAのCAを輩出しています。職種別の希望割合では3割がキャビンアテンダント(客室乗務員)、7割が空港グランドスタッフを希望しますが、キャビンアテンダントの合格率は89%、グランドスタッフの合格率は100%です。(2023年3月実績) - 航空業界との連携
日本航空学園創立91年の伝統で培った航空業界への強力なネットワークを活かし、毎年90社以上の企業説明会を学内で実施し、高い就職率にも結びついています。 - 実物大模型での機内実習
学校内にあるキャビンサービストレーナーで客室乗務員の機内実習を行います。アナウンス実習やA320の脱出用スライドで緊急時の実習も行います。 - 学内で就職試験を実施
企業によっては学内で就職試験を実施し、各エアラインに合わせたメイクや服装の指導、英語での履歴書の作成指導なども行っています。
航空ビジネス科で目指す仕事
キャビンアテンダント(客室乗務員)
航空機の機内でお客さまに様々なサービスを提供する一方で、緊急時にはお客さまの安全を守る保安要員でもあります。
ホスピタリティあふれる旅客サービスのプロとしてのスキルはもちろん、航空機の構造や航空業界についての幅広い知識、臨機応変に対応できる人間性が必要とされます。
また、フライトで世界中を飛び回ったり様々な国のお客さまと接するため、英語力も求められています。
グランドスタッフ
空港でお客さまをサポートする 「航空会社の顔」として、お客さまの搭乗手続きや荷物を預かる「チェックインカウンター業務」、お客さまを航空機の搭乗口へ誘導する「ゲート業務」や到着後のサポートを行う「到着業務」を行います。
そのため、航空券の予約システムを操作するコンピュータスキルから、多種多様な人と接するための接客スキル、そして航空機や空港システムの知識、さらに多言語でのコミュニケーションスキルも求められています。
航空ビジネス科の授業カリキュラム
- 語学に重点を置いたカリキュラム
- メイクレッスン
- 救急法救急員講座
- 実機でのサービスマナー指導
各学科共通して、「就職後の現場に近い環境での実習が豊富」「資格取得を目的としたカリキュラム」が特徴です。
また、日本航空大学校 石川はクラス担任制を採用しています。
毎朝授業の前にホームルームを行い、授業スケジュールや学生の様子などを担任が確認しています。
学生の悩みや質問に対しては社会経験豊富な担任が親身になって相談に乗るなど、一人ひとりにきめ細やかなサポートをしています。
高い?日本航空大学校 石川の学費
日本航空大学校 石川の学費は学科・年次により異なるので、入学を希望する学科の学費を事前に確認してくださいね。
航空工学科 【4年制】
航空整備科 【3年制】
航空整備技術科 【2年制】
操縦科 【2年制】
操縦科 【4年制】
航空ビジネス科 【2年制】
航空ビジネス科 留学コース 【3年制】
日本航空大学校の費用も学科、年次ごとに研修費や教材費が別途必要になる為、まずは自宅でゆっくりと確認できるパンフレットを取り寄せて確認してみてくださいね!
日本航空大学校 石川の偏差値は? 出願資格についても確認
日本航空大学校 石川に偏差値はありません。
他の専門学校でも同様ですが、専門学校の入試では、面接やエントリーシートで回答する志望動機・入学の意思がどれだけ強いかが重要になる場合が多いです。
そのため、偏差値をあまり意識しなくてもよいでしょう。
ただ、一定の出願資格を満たしていないと受験ができませんので、各学科の出願資格や入試方法を確認しておきましょう。
日本航空大学校 石川のAO入試
選考方法は、書類審査(操縦科は適性試験を実施)
出願資格
- AO入試出願許可証をお持ちの方
- 本校を専願する方
- 高等学校を2023年度卒業見込みの方、および高等学校を卒業された方
- 高等学校卒業程度認定試験に合格された方、およびそれに準ずる方
- 外国等において日本の学校教育12年相当の課程を修了された方
- 本校の教育方針を理解し、進路において明確な目的を持っている方
- 【操縦科のみ】英検準2級以上またはTOEIC450点以上またはそれに準ずる資格をお持ちの方
- 【操縦科のみ】評定平均3.5以上の方
日本航空大学校 石川への学校推薦
選考方法は、書類審査と面接(操縦科は適性試験を実施)
出願資格
- 本校を専願する方
- 高等学校を2023年度卒業見込みの方
- 5段階評定平均値が3.0以上の方(操縦科は3.5以上の方)
- 在籍高校の推薦基準を満たす方
日本航空大学校 石川への指定校推薦
選考方法は、書類審査と面接(操縦科は適性試験を実施)
出願資格
- 本校を専願する方
- 高等学校を2023年度卒業見込みの方
- 本校が指定した高等学校に在籍し、5段階評定平均値が3.0以上の方(航空整備科、操縦科は3.5以上の方)
- 在籍高校の推薦基準を満たす方
日本航空大学校 石川への自己推薦
選考方法は、書類審査と面接(操縦科は適性試験を実施)
出願資格
- 本校を専願する方
- 高等学校を2023年度卒業見込みの方、および高等学校を卒業された方
- 高等学校卒業程度認定試験に合格された方、およびそれに準ずる方
- 2023年3月~11月に実施するオープンキャンパスに参加された方
- 外国等において日本の学校教育12年相当の課程を修了された方
- 本校の教育を理解しようとする意思がある方
- 【操縦科のみ】英検準2級以上またはTOEIC450点以上またはそれに準ずる資格をお持ちの方
- 【操縦科のみ】評定平均3.5以上の方
日本航空大学校 石川への一般入試
選考方法は、書類選考、面接、学科試験 英語I、数学I・A (操縦科は適性試験を実施)
出願資格
- 高等学校を2023年度卒業見込みの方、および高等学校を卒業された方
- 高等学校卒業程度認定試験に合格された方、およびそれに準ずる方
- 外国等において日本の学校教育12年相当の課程を修了された方
繰り返しですが、AO入学や推薦入試では、志望動機をしっかりと伝えることができれば、学力に自信がなくても合格出来る可能性は高いので、面接に向け準備が大切です。
まとめ|日本航空大学校 石川に入るには? 偏差値・学費のご紹介
ここまで日本航空大学校 石川について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
日本航空大学校 石川は、全力でサポートしてくれる先生達と専門的なカリキュラム内容で、毎年多くの学生が航空業界を代表する企業への就職に繋がっていることがわかりました。
一方で、学科によって学費や入試内容が異なりますので、自分のやりたいことをしっかり見極めるためにも、気になる学校のパンフレットを取り寄せておくことはとても大事です。
学校選びに失敗したくない 日本航空大学校 石川が気になるという方は、パンフレットを取り寄せてみましょう!