こんにちは!専門学校卒の3姉妹です。
私達は、実際に自分達が専門学校を複数検討して通い、卒業した体験をもとに、これから専門学校に通うことを考えている方に専門学校の選び方・通い方の注意点などを御紹介しています。
今回は、専門学校って毎日通わないといけないの?どのくらい休んでしまったらまずいの?
という専門学校事情について御紹介しますね!
この記事では、
- 専門学校はどのくらい休むとまずいのか?
- 休みすぎるとどうなるのか?
- 救済措置はあるのか?
について御紹介しています。
みなさんの参考になれば幸いです。
休みすぎ!専門学校はどのくらい休むとやばい?
どのくらい休むとやばいかは専門学校・学部・先生の裁量によって違う
「どれくらい休むとやばいか?」は学校や学部・先生によって違い、明確にこれだけの日数まで休んでいいというのはありません。
法律でしっかりと決められているわけでもなく、全て学校で決められています。
多くの専門学校の進級・卒業に必要な出席日数は、次のように設定している場合が多いです。
- 4分の3以上の出席
- 3分の2以上の出席
「15回授業ある内6回休んだら、テストを受けても単位が貰えない」
「国家資格の授業を1回の休みでも許されない」
という専門学校もあります。
休まないに越したことはありませんが、体調不良で休んでしまうこともあります。
仮に1限60分授業と考えて計算すると、日数的に10~20日なら休んでもいい計算になります。
あくまで目安は10日〜20日です。
では、進級・卒業に必要な出席日数以上に休んでしまった場合、救済措置はあるのかについて次の章で見ていこうと思います。
専門学校を休みすぎたら救済措置はある?
必要な出席日数以上に休んでしまった場合には、次のような救済措置がある場合があります。
- 長期休み・放課後の補習(補講)
- レポート
- 再試験
多くの場合は、補習で行われます。
ただ、休みすぎると補習でもカバーしきれません。
夏休みの大型連休であれば、時間があるので、休みすぎても補習の時間を確保することができます。
後期以降は休みは短くなり、春休みは次年度のクラス準備など、忙しくなるため、時間を確保することが難しくなります。
先生たちは授業以外にも仕事がある中で、補習を行うので、本当に大変です。
元々体が弱いなどの事情がある場合や何か知らの病気やケガを負ってしまい、通学が困難になった場合は、欠席する前に学校に伝えておきましょう。
私達のまわりにも学校に来るのが億劫でさぼり気味な子が補習を受けていました。またコロナでリモート授業などもあり、なかなかリモート授業についていけない子が補修になっていたこともありました。
それぞれの事情があるとは思いますが、せっかく通うことを決めた専門学校です。
きちんと卒業してやりたいことを実現できるように頑張ってもらいたいと思います!
専門学校の何が欠席扱いになる?休む理由は?
続いて、何が欠席扱いとなるのかを確認していきましょう。
ただの欠席だけでなく、欠課・遅刻・早退を含めた「換算欠席日数」が計算されます。
科目の換算欠席・・・単位がとれずに進級・卒業に影響が出る
全体の換算欠席・・・進級・卒業に影響が出る
それでは主な欠席扱いには何があるのでしょうか?
欠席:1日の所定の講義を全て休むこと
欠課:当該科目を休んで受講しないこと(1コマ休むこと)
遅刻:授業スタートからOO分遅れること
早退:授業スタートからOO分以降に退室すること(学校によって変わってくる)
だいたいこの4パターンになります。
専門学校によって、授業スタートから10分遅れるだけで、欠課扱いになることもあります。
遅刻や早退などのルールは入学前や授業開始前にきちんと確認しておきましょう。やる気はあっても「うっかりミス」で評価を落とさないように気を付けてくださいね!
学校によっても異なりますが、公欠扱いになる例も紹介しておきます。
- インターンシップ、面接や面談、SPIなどの就職活動
- 資格試験
- 自然災害
- 感染症などの病気
- クラブ活動の大会
- 忌引き
こうした欠席理由は公欠扱いとなる場合が多いです。(ただ学校によって細かいルールが異なるので電話1本でいいので学校に確認するようにしてくださいね!)
必要な出席日数|専門学校を休みすぎるとどうなる?
必要な出席日数よりも多い日数を休むと補習・レポートでは補えなくなってしまいます。
専門学校を休みすぎるとどうなるか?休み過ぎによるリスクを御紹介しますね!
採用試験で欠席を聞かれて困る
就職受験の時は「履歴書・成績証明書・卒業見込証明書」の3点セットを提出します。
これからの書類には、皆さんの欠席日数は記載されていないので採用企業は欠席日数を知ることはありません。
しかし、採用試験の面接で聞かれる場合があります。
また専門学校の時の欠席だけでなく、高校の時の欠席状況についても聞かれることがあります。
もし高校時期に欠席が多い・不登校等がある場合は、面接対策をすることでかわすことができます。
採用試験で聞かれて困ってしまうのは仕方ないので、面接の準備をきちんとするようにしましょう!
専門学校を進級・卒業できない(留年になる)
これまで説明してきたように進級・卒業にはある程度の出席日数が必要です。
出席日数が足りなければ、留年です。
専門学校の規定で同じ学年は2年以上はできないと決められており、2年生の専門学校であれば、最大で4年間の在籍となります。
仮に2年連続で出席日数が足りなければ、強制的に退学です。
また、同じ学年をやるということは学費も支払わなければいけません。
奨学金を借りてる方は、留年した場合に貸与が停止されることがあるので、翌年以降の学費を自分で工面しなければいけなくなるかもしれません。
私達の友人でも留年になり、去年の後輩と一緒に授業をうけなければならなくなり、更に学校にきにくくなっている人がいました。
皆さんも留年にならないように気を付けてくださいね!
専門学校の仲間に置いていかれる
専門学校は2年間という短期間で、社会で活躍するための知識・スキルを学んでいくため、1回の授業を休むだけで周りの学生と大きな差が生まれます。
毎回同じ授業が行われるわけではないので、差ができるのは当たり前ですよね。
他の生徒と差が出てきてしまうと特にグループで行う実習は精神的に辛かったです。
・班分けの時に欠席していると、気の合うクラスメイトとチームになれない
・欠席が多いと自分の担当分ができずに他のクラスメイトに迷惑をかける(そのクラスメイトともあまり仲良くない)
これだと学校に行きたくなくなる気持ちもよくわかりますよね…
こうした周囲との差から生まれるストレスや憂鬱さに耐えきれず中退していく学生・休みがちになる学生はかなり多いです。
その結果、さらに欠席が多くなると
・「来るかどうかわからない」ので、サブ的な仕事しか振られない
・「来るかどうかわからない」ので、いつものメンバーで作業を終わらせてしまう)
休みがちな人がいなくても実習は終えないといけないので、他のチームメイトもそうした役割分担をしだします。
「自分の居場所がない」「学校にいってもやれることがない」と思うと、もっと学校に行きたくなくなります。
まずは休まない・休んだらなるべく早く追いつくことが皆さんが安心して楽に学校を卒業する為の確実な方法です。
忘れないでくださいね!
専門学校を1回休んでしまうと、休むことがクセになる
私達も専門学校に通っていたのでよくわかるのですが、1回授業を休んでしまうと次も次もと、ずるずると休んでしまいがちになります。
前回、休んでしまった後ろめたさや休んだ分を取り戻す苦労のめんどくささ等、よくよく考えてみたら大した問題ではないのですが、専門学校に通っていた時は本当に朝起きるのが億劫になるほど1回の休みが後を引いていました。
皆さんもこれまでの学生生活や習い事等で同じような経験があると思います。
実際に休みがちになって辞めてしまった友人もいます。
通いだした時は、それなりに目標を持って高い学費を払って入学し、通っているわけです。
休みそうになった時や休んでしまって次の授業に出たくない時に、皆さんが専門学校に通いだした時の目標をもう1度見つめなおしてみてくださいね!
他の人はコチラも質問!専門学校はどのくらい休むとやばい?
- 専門学校の休みは何回まで?
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専門学校によってルールは異なりますが、一般的に欠席は授業毎に計算します。 15回というのは一般的に週1回の科目の前期授業回数です。 後期もさらに15回ずつ授業があります。 週2回ある授業でしたら前期30回、後期30回になります。
- 学校は何日休むとやばい?
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小学校と中学校は義務教育なので、欠席日数がいくら多くても進級・卒業できます。しかし、一般的な全日制の高校では、欠席日数が総授業日数の3分の1を超えると、進級・卒業ができません。 高校にもよりますが、おおよそ60日休むと、留年(原級留置)の可能性が出てきます。
- 15回授業で何回休める?
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文部科学省・厚生労働省の指導により、ほとんどの大学の単位条件は以下のようになっています。 具体的に説明すると、15コマの授業であれば10回は出席しないと不可になってしまいます。 8コマの授業であれば6回出席しないといけません。 つまり、90分授業を取り入れている一般的な大学の場合、休めるのは5回までになります。
- 専門学校で単位を落とすとどうなる?
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高校や大学では進級するために必要な単位が定められています。 必要な単位を取得できなかった場合、もう一度同じ学年で学ぶことを「留年」といいます。 専門学校においても単位制が採用されていますが、専門学校でも高校や大学と同様に留年することがあるのでしょうか。
まとめ|休みすぎ!専門学校はどのくらい休むとやばい?必要出席日数
最後にこのページのまとめをしていこうと思います。
- どれくらい休んでいいかは専門学校によって違う
- 目安は欠課・遅刻・早退を含めた「換算欠席日数」で20日前後がやばい
- 科目別の出席日数・・・全コマの1/3を休むとやばい
- 補習、レポートの救済措置もある(学校によって違う)
- 休みすぎると留年・卒業できないという弊害が残る
- 採用試験で聞かれることもある!面接準備は忘れずに!!
- 大事なのは1日でも多く学校に行く!休む時や休んでしまった時は先生に相談する!!
学生・親御さんは学費を支払っているので、専門学校も救済措置として補習を行なってくれます。
ただ休んでからの対処を考えるより、休まない・休んでしまっても少しでも少ない休みで「やばい」状況を回避することが大切です。
朝早く起きて授業に参加するのは大変かもしれませんが、将来の自分のためにも頑張ってくださいね!