RASC活動ブログ

尾鷲ヒノキを巡る地域活性化の取り組み

熊野市の七里御浜の近くにあるメイドイン熊野の量り売り&衣食住のお店「木花堂(このはなどう)」を訪ねました。

地元産のフノリ、ヒジキ、干し椎茸などを量り売り。その他、みかんジュース、那智黒石や尾鷲ヒノキの製品などもあります。その中におもしろいネーミングの「へむへむタワシ」がありました。

これは尾鷲ヒノキを削ったシートを編んで作られたタワシ。アクリルタワシのように洗剤いらずで油汚れも落ちるとか。尾鷲は屋久島に次いで雨の多い地域。ヒノキは腐らないよう樹脂を蓄えるため、その樹脂が油を吸着してくれるそうです。

へむへむタワシの作り手に会いたい! ということで、続いて尾鷲市のNPO法人「海虹路(えころ)」の池田比早子さんのところへ。

池田さんはもともと尾鷲ヒノキシートでコサージュを作っていた作家さん。地元の資源について子どもたちにも知ってほしい、そしてふるさとに誇りを持ってほしいと、小中学校でコサージュづくりなど体験学習の指導も行うようになりました。そうなるととても一人ではやっていけません。そこで立ち上げたのがこのNPO。現在は10人のメンバーが手分けして、様々な尾鷲ヒノキのクラフト体験の指導をしているそうです。

例えば、中学校の卒業式で3年生が胸に付けるコサージュを下級生が作ったり、地元の高校生を巻き込んで、尾鷲ヒノキで作ったオカリナコンサートもやっています。

「ヒノキシートを見て『かんなくずですか?』という人もいますが、『くず』ではありません。材料としてここにお金を発生させることが大切なんです」と池田さん。地元の材を循環させ、山を守り、未来を担う子どもたちにも伝える。尾鷲ヒノキを中心に人の輪も広がっているようです。

木花堂 へむへむタワシ

(写真 左:木花堂 右:へむへむタワシ)

地域プロデューサー 浜口美穂

尾呂志地区に「ピコピカ」がやってきた

ピコピカ設置 ピコピカ

南牟婁郡御浜町尾呂志地区で、ピコ水力発電(※)装置「ピコピカ」の設置場所の検討を行いました。

何カ所か回りましたが、冬の時期は水量が少なく、結局、水路へ水を引く落とし口までデモ機を持って行き、堰を開けて水を流すことに。水路の幅はピコピカにぴったりで、水が流れると勢いよくらせん水車が回り、試験的につなげたLED電灯が点灯しました。以前、別の場所で夜間にピコピカによる外灯のあかりを見たことがありますが、結構明るく、感動的でした。尾呂志地区では、圃場整備の一環で、これを獣害対策用電柵に使用する予定です。

ピコピカの特徴は、自分たちで組み立てることで、メンテナンスも工夫もでき、自分たちなりのストーリーがつくれること。子どもたちの環境教育のツールとしても使われています。今回も地区の人たちの中で「これなら自分でも作れそう」と、すでに頭の中で構想が巡っている様子。きっと今回導入されるピコピカ1台から様々な展開があることでしょう。

この日は、尾呂志の田んぼを潤す水源に近いところにも行きました。清らかな水が流れ出す場所の近くには山の神様が祀られていました。清らかな水に恵まれ、おいしい尾呂志の米ができるのは山の神様のおかげ・・・尾呂志の人たちは、昔から山の神様を崇め感謝してきたのですね。尾呂志の魅力をまたひとつ発見しました。

※ピコ水力発電・・・1kW以下の水力発電

地域プロデューサー 浜口美穂

水流 山神様

松阪市嬉野地区権現前の産直所「ごん豆」のパンフレット写真撮影

松阪市嬉野権現前の、権現前営農組合さんが運営する産直販売所「ごん豆」を訪問。そこで、「ごん豆」パンフレット作成のための写真撮影に立ち会ってきました。澄んだ青空の広がる良いお天気の中での撮影となりました。

この「ごん豆」のお野菜、本当に新鮮です。店内の写真撮影をしている間にも、白菜、大根などがどんどん売れ、品薄になったと連絡を受けた農家さんが畑から野菜を運んできてくれます。さっきまで畑で撮影していた生産者の方も大根を届けに来ていました。私もいくつか野菜を買って食べてみましたが、みずみずしくとてもおいしかったです。特筆すべきは、嬉野大根。生産者の方が、美味しさに惚れ込んで育てていると語ってくれたこの大根。しゃりしゃりとした歯触り、みずみずしい甘さ、サラダにしたら最高でした。

志ある生産者の方々の新鮮な野菜を売る。地域の人々の生活と食の安全を守る。こうした産直販売所に皆さんもぜひお出かけください。手作り惣菜もおいしいですよ。

産学官連携研究員 向井里奈